ひるねの続きを

2011年3月20日






















































イノちゃんガンちゃんが和歌山から東京に来た。
去年の12月、大阪に行ったときにイノちゃんとは会う予定だったが会えず、
今回イノちゃん上京の際に声をかけてもらい、会えることになった。
イノちゃんの写真集を出すにあたってのエンドウさんとの打ち合わせに
同席させていただくことができた。

自分の前のブログを始めてからしばらくしてイノちゃんのブログに出会い、
これまでずっとイノちゃんの写真を見てきた。
自分がイノちゃんの写真で感じてきたものに関して、エンドウさんとの話で何かすうっと納得できたものがあり、
さらに、ここ1ヶ月と少し写真とブログを休んでいた自分の何かが静かに溶けていった。
加えて、写真を始めたばかりというガンちゃんの写真や、
エンドウさんのオフィスで手にとってみたいくつかの写真集を見ているうちにだと思うが、
ああ、自分はまた写真を撮るんだろうなあ、という思いがいつの間にか頭の中に存在していた。

写真を始めたきっかけ、写真ブログを始めたきっかけは無くなることはないだろうけど、
この日完全にそこから脱却したような気がする。
写真をやる自分を多分どこかで肯定できない自分がいたのだと思う。
いつもあの子の影がちらついていた。
きっかけになった子の。あまりに大きすぎて。

でもこの日、自分が写真を撮るのはよく考えるとそれではないということがわかった。
なんというか、自分は 一人だし、一人でしかありえないのだと、そこをちゃんと認識した気がする。
写真を撮る自分も、文章を書く自分も、やはり同じなのだと。
よく考えれば当たり前なのだが、同じだと思えなかった。

写真を撮りたいわけじゃなくて、文章を書きたいわけじゃなくて、
一生懸命自分を生きたい。ただそれだけ。
解決できない自分を引きずりながら歩く。そこに写真もある。写真は例外ではない。

だから、撮ろうと思った。


心機一転、ここで新しいブログ「ひるね」を始めたいと思います。
不定期更新になるとは思いますが、たまに遊びにきていただければ幸いです。
見に来てくれて、ありがとう。

2011.03.24 katsuraf